弓神会(きゅうしんかい)

高校生の交流を兼ねて始まった有志の集まり(現在は中学生も参加、たまに大人も参加)です。個人でも練習したい上手くなりたい、他校とも繋がりたい。そんな子ども達の思いが募った場所です。

ンセプトは「射技も的中も同一の目標上にある」。射技と的中は分けて考えるものではないと思う”心のガチ勢”の方には是非。経験不問。上段指導者のもとで確実な上達を狙うならオススメです(できるだけ講師は招く予定)。学生の質がとても高いので、そこに居ながらにして見取り稽古するようなもの。弓道環境から入るなら本気でおススメします。

 

5月現在の参加者の学年層:中学3年~高校3年(たま~に大人)

5月現在参加者の段位:三段(高校2年生3人)~2級まで さまざまです

5月現在参加者の経験年数:5年目(中学1年から)~2年目(高校1年から)

 

審査前や大会前など、時期に合わせた練習内容。などと言いながら射形や基本をないがしろにすることは絶対にしないので、基本的にはだいたい同じようなことを指導されています。審査の予行練習や交流練習、射会など、企画は生徒達が考えて実行しています。全てに上段者が付き、自己流の弓道にならないよう配慮は欠かしていません。

 

危険防止のために道場外では保護者達が、道場内では指導員の資格も所有する複数の上段者が付き、子ども達の安全に気を配っています。

開催の日にちも、他に塾や部活などの影響が少ないよう、生徒達の考えから日曜日に練習日を設けています。翌日の学校に影響が少ないよう夜9時まで。審査前とか大会前とか場合によっては10時までの日もありますが、これも基本的に9時で一旦区切るので、10時までの参加は希望制です。

参加者の意見やの参加者増加などによっては、今後また臨機応変に変わったりすることもあるかもしれませんね。

 

この数年、生徒達のいろんな意見を取り入れながら変化・進化してきたのが弓神会なので、これからも臨機応変に変化・進化していくと思います。

 

(市の体育館では水曜道場が開放されていますが、今の弓神会はそれの学生版みたいな感じかなと個人的に”中の人”は感じてます。”入会”とかがなく拘束感がないから自由なので来ているという子もいます。前講習で「この人に習いたい!」と思った先生を目当てに来ている子も多いです。

学びたい人が自発的に来るところで、強制的に集められた集団ではないので。外から見ていると、変な”枠”を持っている子が全くいないのでここに来るとみんな仲間になってしまい、ほっとくと弓道談義や女子トーク(男子も?)でうるさくなるのがちょっと・・(;^ω^)  ま、すんごく楽しそうですけどね(笑))

 

 

弓神会って何者? ~弓神会の始まり~

「弓神会ってなに?」

「そう言えばたまに(予約表で)見かけるよね」

「何の団体なの?」

 

よく聞かれるようになりました。

 

ですので、いきさつから話してみようと思います。

 

スタートは部活

最初は、我が子の中学の部活からでした。

当時、中学生だった我が子とその仲間達。もともと向上心の強い子ども達だったので、その欲求は部活外にまで及び始めました。「自分達でも道場借りて思いっきりガッツリ練習したい。他の学校の連中とも合同練習してみたい。でも責任者は必要だし顧問には忙しくて頼めない・・・」

子ども達の気持ちを汲んであげたいと思うのが親心。子どもでは出来ないことのフォローとバックアップをしてやるのが人生を先に生きる大人の役目ってもんです。

 

団体名に悩んだ30分

試行錯誤の上、市の体育館を予約するために必要な "団体登録"をすることにしました。そこで言われたのは登録上どうしても「団体名」が必要だ、と。

但し、顧問の先生に迷惑をかける訳にはいきません。責任は全てこちらにあるということをはっきりさせるためにも学校名に関わるような名前はNGです。車の中で30分、書類を睨みながら考えていました。

そして・・・。すでに彼らが校外のプログラム参加で使用していた「弓神」。「そっちと重なるけど、もう同じでいいや!」 それはまた、彼らが当時好きで使っていた弦の銘柄でもありました。(弓神さんありがとうございますm(__)m)

団体っぽい名前にした方がいいのかな?と、「会」を付けて「弓神会」。はい、提出。

これで舞台は整いました。

 

特定メンバーの会ではありません

中学の時からちょこちょこ使っているこの子ども集団の会。ですが、中身は特定のメンバーで成り立っているのではなく、「弓道やりたい!!!」「上手くなりたい!!!」の気持ちでやって来る子達です。入れ替わりもありますし、1回のみの参加もあります。数人で使うこともあれば20人とかになることもあります。そんな流動的な集まりです。特定の会費やルールによって「入会」した人たちの集まりではありません。

子ども達からも「これこれこういう感じで合同練習したいんだけど、弓神会使えませんか?」といった申し出などで活用されています。念のため必ず大人が責任者として付くようにはしていますが、基本的に形のない子どもの集団です。中学も高校も現在は最大10校の混在で入れ替わり立ち代わりの合同練習になっています。

「弓神会のメンバー?」と聞かれても、彼らは返答に困るはずです。だって入会なんかしてませんもの。そんな「会」とも言えない「会」なんです。

 

だから、主催は子ども

道場予約のお世話と当日責任者としての大人の役目は存在しますが、基本的には上記の理由から「主催は子ども達」ということです。大人が学生を集めたわけでもなければ義務もありません。だから会費もありません。

講師になってくださる先生もボランティアです。だけど、講師になってくださる先生もこれまたすごくて、国体選手だったり全日本選手権(日本弓道界の最高峰)出場だとか、正式な指導員資格を持つ先生だったりします。ガチの子ども達にはガチで迎えてくださってます。なのに、ボランティアです。車代どころかジュースさえ出していません(ゴメンナサイ)。そんな先生達に子ども達が自分で「来てください」とお願いをしに行って引き受けてくださってます。時間的な問題などで都合が難しく、人によっては断られる場合もありますが、「若い人育成」の観点から好意的に引き受けてくださる方ばかりです。(今後もいろんな先生にアタックできればと子ども達は思っているようです。)

 

各学校・各学年さまざまな子達が利己的な考えで集まったわけでもなく、向上心を持って頑張りたい・・という気持ちをご理解くださり、指導してくださっています。

「みんなで頑張って上に行こう」であって、自分さえ良ければいいという考えの子はいません。誰かをけなして足を引っ張ることでしか上に上がれないような、そんな残念な子が一人もいないのも不思議なもので、「類は友を呼ぶ」状態に見えますね。

 

 

ちょっとご理解いただけたでしょうか?

 


弓神会初期

部活を超えた時間にもまだまだ練習したい子ども達。最初はそんな気持ちから生まれました。

弓神会変革期

「弓神会」の利用の仕方に頭を使い始めました。

そして、審査前講習会が終わった後、高校生達がある講師の先生に習いたくて十数人が居残り練習したことが、現在の高校生の合同練習に繋がっています。

その後、自分達だけで練習しても限界があると気付いた高校生達が集まり始めました。

弓神会現在

高校1年生が次の学年に上がろうとしている今、次に上がって来るのは、そう、新1年生。ライバルは後から後からやって来るのです。

という訳で、中学2・3年生達も混ざり始めました。

都合のいい日に参加するシステムですから少ない時は7~8人という日もあります。

現在は月に1回。塾や習い事が重なりにくい日曜の開催です。審査前には若干回数が多くなります。

 

  • 参加資格:::
  • 本気で上を目指したい人
  • 原則として中2以上
  • 経験不問