春ですね。
今日の新聞でも異動発表を目にして思うことがありました。
昔、「どうせこいつらは一生懸命教えても3年経てばいなくなるんですよ」と言った男性教員。「この人は種を植えて芽が出てそこから広がっていく世界を知らないんだ」と思いました。たった3年間だからこそ懸命に伝えるものがあるものを・・。その可能性を放棄しているならば「指導者・教育者」としてなんて未熟なんだろうと非常にがっかりしたことがあります。その後も生徒第一ではなかったので変われない人なのだろうと感じていました。
そして今年。梅の咲く中でふと聞いた「やっと(今の部活指導で生徒が)上手くなってきたと思ったらまた最初からやり直し(初心者が入学してくる)。もぉホント大変だよぉ~」なんて言いながら、顔は笑顔でとても楽しそうに話していた外部指導の先生。弓道が楽しくて生徒に上手くなってほしくて楽しさを伝えたくて、時間やいろんなものを犠牲にしながらいつも寄り添ってくれていた方です。
両者のなんと違うこと。
どうせいなくなるんだからといつでも見捨てるような体で生徒に当たる指導者(とも呼びたくない)人と、外部でありながら限られた時間でどう向き合えるか考えつつその後の人生に弓道を持ち続けてほしいと願う指導者・・。おのずと生徒に対する普段の姿勢も変わります。
卒業してもいつまでも声を掛けてくださり、どこかで聞き及んだ情報があれば必ず話題にしてくださり、「頑張ってるね」と言葉をくれる。いつまでも気にかけていてくださることで子ども達もまたそれが励みになるんですよね。
「対等な仲間にもいろんなタイプがいる」ことを受け入れながら成長しているように、指導者にもいろんなタイプがいて相性もあるんだということを知り、変革を恐れることのないよう進んでほしいものです。それが出会いと別れです。今年の春は前向きな季節になることを期待しています。
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パルマス (月曜日, 27 3月 2017 12:53)
ブログ楽しみにしてますよー�
私の師匠も20年近く弓道から離れていた私が弓道を再開した事を凄く喜んで下さり
今でも年に数回しかお会い出来ないけど指導してくださいます
地元を遥か離れていても私は師匠の射を追い求めて
行きます
師匠から教えていただいた道を追い求めて行きたい
今回のびぎなーさんのブログがお子様の外部指導の先生のお目に止まった時のお顔がみたい気がします�
羨ましいですね
私が師匠からいただいた種
次の世代に蒔けていれますかね?
悩みつつ前に進みたいです